浄土宗西山深草派 教学データベース/浄土宗西山深草派/情報デジタル化推進室(教学)

総本山 誓願寺


 

 


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絵解き曼荼羅 一、お釈迦さま説法の場



絵解き曼荼羅 一、お釈迦さま説法の場の画像1
 
インドにギシャク山という山がありました。その山はちようど鷲の頭のような格好なので霊鷲山ともいいます。そこでは、お釈迦さまが、たくさんのお弟子さまたちのために常にお説法をされていました。

当麻まんだらのもとになっている『観無量寿経』は、最初にこのお釈迦さまの説法のようすで始まります。しかしまんだらでは、この山はお釈迦さまの尊い浄土であるので、一番下には置かずに、アジャセの悪事を見下ろすように描かれています。

またこれは、お釈迦さまが王舎城での説法を終えて、ギシャク山に帰られた後の様子でもあります。弟子の阿難さまが、お城での説法を再びお弟子さまたちに説かれていると…

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絵解き曼荼羅 一、アジャセ出生の秘密



絵解き曼荼羅 一、アジャセ出生の秘密の画像1
 
お釈迦さまがつねに説法しておられたギシャク山の近くに、マカダという国がありました。 そこには王舎城という立派なお城があり、王さまと后と王子が仲良く暮らしていました。

ある日、ダイバダッタという悪いお坊さんがアジャセ王子の所にやって来て、こう言いました。

「アジャセ王子さま、あなたは大変立派になられました。そろそろ父上に代わって王様になられてはいかがですか」

賢い王子は最初は相手にしませんでしたが、超能力を使って七変化したり、空を飛んで見せたりするので、王子はすっかりこのダイバダッタのことを信用してしまいました。

ダイバダッタは言います。…

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絵解き曼荼羅 一、閉じこめられたビンバシャラ王



絵解き曼荼羅 一、閉じこめられたビンバシャラ王の画像1
 
自分の出生の秘密を知ったアジャセ王子は、父親ビンバシャラ王を憎み、とうとう餓死させようと、お城の奥深くの部屋に閉じこめてしまいました。

「なぜ、このようなことになったのだろうか。昨日まであんなに可愛がって育てた我が子に捕らえられるとは…」

この世の無常を思い知らされ、部屋の中で頬杖をついて思案に暮れているビンバシャラ王です。

塀の前にいる五人の門番は、それぞれ王の欲を表しています。「見たい・聞きたい・嗅ぎたい・食べたい・触れたい」という五つの欲望です。

また塀の後ろのほうにいる三人は、王の心にある三つの煩悩を表しています。これを「三毒」と言…

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絵解き曼荼羅 一、王を見舞うイダイケ



絵解き曼荼羅 一、王を見舞うイダイケの画像1
 
ビンバシャラ王の后イダイケ夫人は、息子アジャセ王子の反逆を知り、その深い悲しみは身を切る思いでした。

王が餓死することを恐れたイダイケ夫人は、沐浴して体を清め、ヨーグルトを蜂蜜で練って体に塗り、その上に煎った麦の粉をまぶしました。さらに首飾りの中にはブドウのジュースを入れ、密かに王のもとへお見舞いに訪れました。

王は、イダイケ夫人の心からの差し入れを受け、ようやく元気を取り戻しました。

王と夫人は、お互いに合掌しています。今まで自分たちのなしてきた行いを反省し、慈しみの心で向かい合い、仏の眼で見つめ合い、仏の道を共に歩いていく良き同志となったのです。…

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絵解き曼荼羅 一、やすらぎを得たビンバシャラ王



絵解き曼荼羅 一、やすらぎを得たビンバシャラ王の画像1
 
食事がすんで、ようやく心が落ち着いたビンバシャラ王は、お釈迦さまのいらっしゃるギシャク山に向かって礼拝し、次のようにお願いしました。

「お弟子の目連さまは私の親友でございます。お釈迦さま、どうか慈悲の心で目連さまを私の所にお遣わしになり、八戒を授けて下さいませ」

ビンバシャラ王の心の叫びを知ったお釈迦さまは、すぐに目連さまと富楼那さまを王のもとにお遣わしになりました。

二人のお弟子さまの来られるのがあまりにも早いので、王は台座を降りる間もなく、そのまま合掌して迎えています。

八戒とは、在家の男女が一日一夜に限って守る八つの戒めです。

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絵解き曼荼羅 一、アジャセの怒り



絵解き曼荼羅 一、アジャセの怒りの画像1
 
ビンバシャラ王がお城の奥深くに閉じ込められて、はや半月以上がたちました。

アジャセ王子は門番に尋ねました。

「父はまだ生きているのか?」

門番は答えます。

「…はい。イダイケ夫人が毎日、ビンバシャラ王の所に差し入れを持って来られています。そして目連さまと富楼那さまが空からやってきて、王に説法されています。王は今も生きておられます」

それを聞いたアジャセ王子は、怒りが頂点に達し、今度は母であるイダイケ夫人の所に怒鳴りこんでいきました。

この絵を見ますと、塀の中にはイダイケ夫人がビンバシャラ王と一緒にいます。塀の外側は、アジ…

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絵解き曼荼羅 一、母を殺そうとするアジャセ



絵解き曼荼羅 一、母を殺そうとするアジャセの画像1
 
王がまだ生きていることを知ったアジャセ王子は、それが母イダイケ夫人のしわざであると知ると、今度はイダイケ夫人の所に怒鳴りこみました。

「母上、あなたは悪人だ。あの悪い王と仲間だからだ。目連と富楼那も悪人だ。怪しい超能力を使って、何日も王を生かしておくとは」

そう言うやいなや、アジャセ王子は剣に手をかけ、イダイケ夫人に切りかかろうとしました。

その時、二人の大臣が前に進み出ました。

「アジャセ王子よ。昔から、王の位を奪うために父を殺害した人はたくさんいます。しかし非道にも母を殺したことなど、いまだかつて聞いたことがありません。今ここで母上を殺…

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絵解き曼荼羅 一、イダイケの苦痛の叫び



絵解き曼荼羅 一、イダイケの苦痛の叫びの画像1
 
九死に一生を得たイダイケ夫人でしたが、結局ビンバシャラ王と同じく、お城の奥深くに幽閉されてしまいました。イダイケ夫人は嘆き悲しみ、はるか霊鷲山におられるお釈迦さまに向かって礼拝しました。

「お釈迦さま、どうか目連さまと阿難さまを私の所にお遣わしください。そして私をお救い下さいませ」

そう言って泣きながら頭をあげると、目連さまと阿難さまが空からやってこられました。お釈迦さまは、イダイケ夫人の心の叫びを知って、ただちにお二人をお遣わしになったのです。

何ともこの世は無常です。昨日までは一国の后であった身なのに、一日たてば我が子に刀を抜かれ、幽閉されてしま…

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絵解き曼荼羅 一、お釈迦さまにすがるイダイケ



絵解き曼荼羅 一、お釈迦さまにすがるイダイケの画像1
 
イダイケ夫人の心の叫びをお聞きになったお釈迦さまは、目連さまと阿難さまをイダイケの所にお遣わしになりました。そして自らも説法を中断して、王舎城にやって来られました。

イダイケ夫人は、お釈迦さまを見るなり、身につけていた首飾りをひきちぎりました。そして髪の毛を振り乱し、地面に身を投げ出して、泣き叫びながらこう言いました。

「お釈迦さま、私は昔どのような罪があって、こんな悪い子を産んでしまったのでしょうか。お釈迦さま、あなたはどのような因縁があって、ダイバダッタのような悪い人と従兄弟同士なのですか。」

首飾りや宝石、髪の毛は、この世の「煩悩」の象徴です。…

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絵解き曼荼羅 一、イダイケ、極楽浄土を欣う



絵解き曼荼羅 一、イダイケ、極楽浄土を欣うの画像1
 
イダイケ夫人は、娑婆の苦しみ悲しみにホトホト嫌気がさしました。身も心も疲れきってしまい、体を地に伏して懺悔してこう言いました。

「お釈迦さま、私は苦しみのない清らかな世界に往き生まれたいと願います。そのような世界があるのなら、どうか私のためにお見せ下さいませ」

するとお釈迦さまは、眉間から光を放たれました。その光は、十方にある無数の清らかで妙なる国々を照らし出しました。この絵に描かれている九つの宮殿は、それらの国を表しています。

しかしよく見ると、それぞれの宮殿の扉は閉ざされています。イダイケ夫人は、自分のように煩悩の多い人間では、これらの世界には近…

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絵解き曼荼羅 一、イダイケ、人々の救いを願う



絵解き曼荼羅 一、イダイケ、人々の救いを願うの画像1
 
イダイケの願いをお聞きになったお釈迦さまは、微笑みながら口から五色の光をお出しになりました。ビンバシャラ王はその光に照らされて、閉じ込められている身ながら、心清らかに悟ることができました。

お釈迦さまはイダイケにおっしやいました。

「イダイケよ。極楽浄土は遠く遠く離れているが、阿弥陀さまはここを去ること遠からず、今まさにここにいらっしやると念いなさい。そしてあなたと未来の迷えるすべての人々のために、今から極楽浄土へ生まれるための話をしよう。

まず、極楽に生まれたいと願う者は、三つのことを心がけて生活しなさい。

一つには、両親を大切にし、年上…

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絵解き曼荼羅 二、日没を観る



絵解き曼荼羅 二、日没を観るの画像1
 
第一章では、インドの王舎城で起きた悲劇、即ち王子が王と后を殺害しようとした、まさにこの世の地獄ともいえる苦しみ悲しみのお話をしてまいりました。

その中で、何とか生きながらえた后のイダイケ夫人は、お釈迦さまに「この世の苦しみから離れ、清らかな国へ往き生まれたい」と願われました。

お釈迦さまは微笑んで、その場で阿弥陀さまのいらっしゃる極楽浄土をお見せになりました。そして「極楽浄土を想い浮かべる時は、このように連想しなさい」と、心静かに極楽浄土を想い描くことをお勧め下さいました。

そのための十三の方法が、今から始まる第二章、「定善十三観」です。まんだらの左…

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絵解き曼荼羅 二、水と氷を観る



絵解き曼荼羅 二、水と氷を観るの画像1
 
極楽浄土に往生する方法の第二番目は、「水想観」です。

イダイケ夫人と侍女は、合掌して水面に向かっています。水は生きとし生ける者を生かします。その水面は波立つことなく、鏡のように我々の顔を映すことができます。西方極楽浄土の平安で清浄な水面を心に浮かべ、散乱しないようにします。少しでも雑念があれば、水面を揺らす波のように、心の映像もまた動揺して乱れます。

静かな水面を想い浮かべることができたなら、次に、この水が氷になり、さらに宝石になって美しく輝く様子を心に浮かべます。極楽浄土の大地も、このように美しく透きとおっているだろうと連想していきます。

そこに吹…

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絵解き曼荼羅 二、極楽の大地を観る



絵解き曼荼羅 二、極楽の大地を観るの画像1
 
ここでは、極楽浄土の大地を連想します。この絵には、イダイケ夫人一人の姿しかなく、侍女の姿がありません。そのわけは、イダイケ夫人は阿弥陀さまのお心を知って悟ることができましたが、侍女はそれができなかったからです。

阿弥陀さまは、むかし法蔵菩薩であった時、悪ばかり作っている私たちを見かねて、誰も彼も差別なく救いたいと誓い、「四十八の本願」をたてられました。

この図の宮殿は、仏さまと私たちが一つとなった姿を、二階建ての塔に表したものです。雲に乗っているのは、法蔵菩薩が悟りをひらいて、阿弥陀さまとなってお越しになる姿です。

塔の左右に二階の宮殿があります。そ…

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絵解き曼荼羅 二、極楽の樹木を観る



絵解き曼荼羅 二、極楽の樹木を観るの画像1
 
第四番目の方法は、「宝樹観」です。極楽浄土にそびえる美しい樹木を想像します。

その木々は、黄金・紫金・白銀・瑪瑙・珊瑚・白玉・真珠の七つの宝でできており、それぞれがまぶしい光を放っています。どれも全く同じ大きさで、しかも一切枯れることがありません。

現世の木々は、千年の樹齢を数える松でさえ、いつかは枯れてしまいます。このように、現世のあらゆる草木は、すべて無常を示しています。

それに対して極楽の木々は、全く生死のわずらいがありません。つまり、極楽浄土が平等で永遠であることを示し、「往生を願う気持ちを起こしなさい」と勧めているのです。

これが…

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絵解き曼荼羅 二、極楽の池を観る



絵解き曼荼羅 二、極楽の池を観るの画像1
 
第五番目の方法は、「宝池観」です。極楽にある池のようすを想います。

絵にある八つの池には、八つの功徳をもった水があります。①清らか、②香りよい、③なめらか、④冷たい、⑤まろやか、⑥味がよい、⑦のどこしよい、⑧体によい、という八つです。

私たちが念仏をすると、この池に蓮の花が咲きます。

蓮華は念仏、葉は智恵、花は慈悲をあらわし、四本の菩提樹は、寝ても覚めても常に念仏を忘れるなという教えをあらわしています。

この池は、私たち凡夫の心です。その心は、絶えずあちこちと揺れ動いていますが、一たびこの功徳の水を注いだなら、極楽の蓮の花を咲かせることができるので…

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絵解き曼荼羅 二、極楽の宮殿を観る



絵解き曼荼羅 二、極楽の宮殿を観るの画像1
 
第六番目の方法は、「宝楼観」です。

この絵は極楽の建物で、壇の上に三つの宮殿があります。中央は大きく、左右は少し小さいものです。

中央の宮殿は阿弥陀さまのお住まいですが、今はお留守で、いつもお座りになっている蓮華座のみが見えます。阿弥陀さまは私たちのために娑婆へお出かけになっています。

左右の宮殿は、その他の仏さまのいらっしゃるところです。この建物の中は空っぽです。諸仏の教えによって自力の修行をしても、なかなか悟るのはむずかしく、それができる人は少ない、ということをあらわしています。

この三つの宮殿は、また弥陀三尊を表現しています。

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絵解き曼荼羅 二、阿弥陀さまの華座を観る



絵解き曼荼羅 二、阿弥陀さまの華座を観るの画像1
 
第七番目は、「華座観」です。これまで六つの観のお話を聞いたイダイケ夫人は、だんだんと心の中に阿弥陀さまの極楽浄土のようすが浮かんできました。

お釈迦さまは、更にお告げになりました。
「阿難よ、イダイケよ、よく聞きなさい。今からあなたたちのために悩みや苦しみを取り除くお経を説きましょう。あなたたちはよくこのことを心に刻んで、迷える世の人々に説き広めなさい。」

釈迦さまがそう言い終わると、阿弥陀さまが、観音さまと勢至さまを左右に従え、空中にお立ちになりました。そのお姿は、あまりにまぶしくて見ることができないほどです。イダイケは、お釈迦さまの足を頂くように深くお…

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絵解き曼荼羅 二、阿弥陀三尊の像を観る



絵解き曼荼羅 二、阿弥陀三尊の像を観るの画像1
 
第八番目は、「像想観」です。

お釈迦さまは続けてお説きになりました。

「今までの連想ができたなら、次に阿弥陀仏を想いなさい。

仏の本当の姿は果てしなく大きいが、姿を変えて人々の心の中に入って来られる。それ故に、あなたたちが心の中で仏を想うと、その心が仏の姿を映し出していくのです。この心が仏を作り、この心こそが仏なのです。仏の広大な智慧は、この心から生まれているのです。

今こそまさに一心に念いをかけて仏を想いなさい。そうして目を閉じ、目を開くと、まぶしい光に包まれて仏が蓮華にお座りになっているのが観えてくる。心の目が開き、極楽の宝地・宝池・宝…

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絵解き曼荼羅 二、真の阿弥陀さまを観る



絵解き曼荼羅 二、真の阿弥陀さまを観るの画像1
 
第九番目は、「真身観」です。真身とは、阿弥陀さまの真実のお姿です。ここでは、阿弥陀さまの真実のお姿を心の中に想い浮かべます。

阿弥陀さまのお体は、この上なく尊い金色に輝いています。その身長は、想像を絶するような大きさです。額の真ん中には、白毫という毛の塊があります。その塊は右に渦を巻いていて、山のような大きさです。眼は、海のように大きく青く澄んでいます。お体にあるすべての毛穴からは、光が放たれています。

また背後には、巨大な光の輪があります。その中には、無数の仏さまがおられ、それぞれの仏さまには、また無数の菩薩さまが従っておられます。無数の仏さまもまた、はかり…

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絵解き曼荼羅 二、観音さまを観る



絵解き曼荼羅 二、観音さまを観るの画像1
 
第十番目は、「観音観」です。広く親しまれている『般若心経』の主人公、観自在菩薩。私たちが「観音さま、観音さま」と申し上げているお方です。

観音さまは「弥陀三尊」のお一人で、阿弥陀さまの左脇(向かって右側)にいらっしゃいます。人生の中での悩みや苦しみにあえぐ人々の声を聞いて、生きる希望と喜びをお与え下さるのがお役目です。右脇にいらっしゃる「勢至さま」と協力し合って阿弥陀さまを助け、慈悲の心で私たちのために日夜懸命に働いておられます。

私たちは、過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)の三世にわたり、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六つの世界「六道」をぐるぐる…

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絵解き曼荼羅 二、勢至さまを観る



絵解き曼荼羅 二、勢至さまを観るの画像1
 
第十一番目は、「勢至観」です。ここでは、阿弥陀さま、観音さまに続いて、勢至さまを想い浮かべます。

勢至さまは、観音さまと並んで阿弥陀さまの右脇においでです。観音さまは慈悲をあらわし、勢至さまは智慧をあらわしています。勢至さまは、その智慧の光で私たちの心の闇を照らします。そして、暗く悲しい私たちの心を明るい世界へと導いて下さいます。

勢至さまの智慧は、単なる知識のことではありません。迷い苦しんでいる私たちを救い、悟りの境地へ導いて下さる絶対平等の仏さまの智慧です。その仏さまの智慧を象徴的にあらわしているのが、勢至さまです。

勢至さまの光は、十方世界を照…

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絵解き曼荼羅 二、私が生まれる姿を観る



絵解き曼荼羅 二、私が生まれる姿を観るの画像1
 
第十二番目は、「普観」です。ここでは、私たち自身が極楽に生まれる姿を想い浮かべます。

極楽の宝地から蓮の茎が出ています。つぼみが開花し、その中に人が座り、光明に照らされ、多くの仏さまに囲まれています。こうして善人も悪人も、すべての人々は差別なく平等に生まれていくのです。

この絵において、池の三重の蓮華に座し、合掌し、念仏しているのはイダイケ夫人です。これは、とりもなおさず私たち自身が往生した姿でもあります。

手前の橋は、娑婆から極楽への橋です。この橋こそ「念仏」そのものです。

左右の帯のような光は、阿弥陀さまの光明で、私たちを照らしてくださ…

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絵解き曼荼羅 二、阿弥陀さまのおはたらきを観る



絵解き曼荼羅 二、阿弥陀さまのおはたらきを観るの画像1
 
第十三番目は、「雑想観」です。いよいよ最後の方法です。

お釈迦さまは、西方極楽世界に生まれたいと思う人は、池の水の上に、丈六の阿弥陀さまのお姿を想像しなさいとお教えになりました。丈六とは、一丈六尺を略した言葉で、五メートル弱という身長です。総本山誓願寺のご本尊の阿弥陀さまは、座像の丈六仏です。ご本山へお参りされましたら、是非ともその大きさを実感してみて下さい。丈六という大きさは、極楽世界の仏さまの大きさの象徴です

すでに、第九真身観でもお話ししましたように、阿弥陀さまのお姿は、私たちには想像がつかないほどの大きさですが、この雑想観では、心に想い浮かべやすい大き…

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絵解き曼荼羅 三、上の上の往生



絵解き曼荼羅 三、上の上の往生の画像1
 
ここからは、まんだらの下の縁に、向かって右から左へと九つに分けて描かれている「九品の往生人」についてお話しします。

「定善義」では、精神集中して極楽のようすを想像しましたが、日々の暮しの中では、なかなかそういう難しいことはできません。しかし、そのような修行ができなくても誰もが救われるのですよ、という教えが、これからお話しする「散善義」(気が散りながらも善い行いを心がけること)です。「定善義」の「行」(=修行方法)に対して、「散善義」には仏さまの救いを受ける「機」(=人)が描かれています。

ここにいう「九品」とは、九種類という意味で、極楽への往き生まれ方について…

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絵解き曼荼羅 三、上の中の往生



絵解き曼荼羅 三、上の中の往生の画像1
 
次は、上の中の往生の人です。

この絵は、部屋の中で一人のお坊さんがお経を読んでいます。お経の教えを理解して信じるという功徳によって、阿弥陀さまの極楽に往生できることをあらわしています。この人は、阿弥陀さま・観音さま・勢至さま、それに多くの菩薩さまに囲まれて、しかも、観音さまの差し出す紫金の蓮台に乗せられて往生できることを喜んでいます。

この絵には、二つの階段がありますが、これは心の持ち方で上の金剛の台にも、下の蓮華の台にも行けることを意味しています。また廊下があるのは、誰でも同じように往生できることをあらわしています。

仏さまが光明を放ってこの人を照…

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絵解き曼荼羅 三、上の下の往生



絵解き曼荼羅 三、上の下の往生の画像1
 
三番目は、上の下の往生の人です。

上の上、上の中、上の下と、この三つの位の人は、みな「大乗仏教」を信仰している人たちです。「大乗仏教」とは、自分の事はさしおき、みんなの事を考え、みんなで仲良く仏の道を歩んでいく、という意味です。自己中心的な考えではなく、「みんなが救われるためにはどうしたらよいだろうか」と仏の道を探し求める人です。

この人は、気が遠くなるような長い年月の間、その答えを求め続け、いつしか観音さまや、地蔵さまと同じように菩薩となって、困っている人を救いに来ます。何よりも、まずは「思うこと」が大事であると私たちに教えているのがこの絵です。

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絵解き曼荼羅 三、中の上の往生



絵解き曼荼羅 三、中の上の往生の画像1
 
四番目は、中の上の往生の人です。

この人は、五戒・八戒斎を守り、五逆罪を造らない人です。

八戒斎とは、
一 殺生しない
二 物を盗まない
三 みだらなことをしない
四 嘘を言わない
五 酒を飲まない
六 派手なことをしない
七 生活を贅沢にしない
八 食べ過ぎない
の八つです。五戒とは、八戒斎の前半の五つのことです。

また五逆罪とは、
一 父を殺す
二 母を殺す
三 悟りに至った僧を殺す
四 仏の身体に傷をつける
五 仏教を信じる集いを破壊する
の五つです。この五逆罪こそが最も罪深い行為です…

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絵解き曼荼羅 三、中の中の往生



絵解き曼荼羅 三、中の中の往生の画像1
 
五番目は、中の中の往生の人です。

この絵は、念仏を称えつつ、仏の示された戒をそれなりに保つ人が極楽往生したいと願う時、阿弥陀さま・観音さま・勢至さまが来迎され、念仏する人を蓮華のつぼみに包み入れて極楽へ引き連れていってくださる、という「帰来迎」のお姿が描かれています。

前の「中の上の往生の人」は、仏の定められた基本的な戒を常にしっかり保てる信仰の人でしたが、ここでは、たった一日一夜でも戒を受ける機会を得た人が対象になっています。お寺で授戒や五重相伝を受けて少しでも実行している人は、この中に入ります。

極楽往生を願って念仏する人が一生を終えようとする時…

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絵解き曼荼羅 三、中の下の往生



絵解き曼荼羅 三、中の下の往生の画像1
 
六番目は、中の下の往生の人です。

この人は、仏の教えを聞かないまでも、仏法を尊敬し、父母に孝養をつくし、人々に慈しみを施すような、性質が柔和な人です。

この人の命が終わろうとする時、縁あって善き友から、私たちを救おうと願われた阿弥陀さまとその極楽浄土について聞き、「私も極楽浄土に生まれたい」との一念を抱きます。そして命が終わった後、ひじを屈伸するほどの短い間に、極楽浄土に生まれることができます。

七日を経て、観音さまと勢至さまに遇い、さらに教えを聞いて、いずれ悟りを得ることになります。

この絵にある、家の上の仏さまは、私たちを極楽浄土へお連…

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絵解き曼荼羅 三、下の上の往生



絵解き曼荼羅 三、下の上の往生の画像1
 
七番目は、下の上の往生の人です。

ここからは「下品」と言って、罪を犯さねば生きていけない人々、まさに私たちのことをあらわした部分です。

この人は、仏さまを馬鹿にはしないけれども、様々の悪いことをしてきた人のことです。絵の中に「魚を料理している人」・「たき火をしている人」・「網で魚を捕っている人」が描かれています。生きている物を殺したり、物を盗んだり、お酒を飲んだりすることは、仏の道を歩んでいく人にとって、絶対にしてはいけないきまりなのです。

その様なことをしてきた人の命が終わる時に、お坊さんがやってきて、お経を読んでくれますが、この人は、死の恐怖や苦…

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絵解き曼荼羅 三、下の中の往生



絵解き曼荼羅 三、下の中の往生の画像1
 
八番目は、下の中の往生の人です。

この絵の人は、様々な戒律を破ってしまった人です。この人は、みんなのために蓄えてある物や、お坊さんに差し上げる物、あるいは、仏さまにお供えする物などを盗んでしまいます。

この絵では、木の枝に懸かった天蓋(仏さまの頭上を覆って守る飾り)を盗む人が描かれています。また、自分の利益のみを考えて、人々に誤った教えを説く悪いお坊さんも、ここに含まれます。

この人の命が終わる時には、仏さまのお迎えではなく、地獄の炎が現れます。そしてこれまで犯してきた罪を責めるのです。

その時、善いお坊さんが次のように勧めます。

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絵解き曼荼羅 三、下の下の往生



絵解き曼荼羅 三、下の下の往生の画像1
 
最後は、下の下の往生の人です。

この絵の人は、十悪五逆の悪を犯し、そのために悪道におちて、長い間、苦しみを受けることになるのです。

絵には屋内外に人々が十数人います。これは十悪五逆を表しています。お坊さんをいじめたり、殺生したり、塔婆を薪にして肉を焼いて食べる絵があります。

また仏さまの後背(後ろの飾り)の上に鹿の足が乗せてあります。これは世の善と悪を表します。鹿の足は、殺生という悪事を示し、自力を殺す意味です。後背は、仏さまの他力を表します。他力の上に自力が乗せられて、つまり、自力を止めて他力になりましょうというのです。

命が終わろうとす…

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絵解き曼荼羅 四、お浄土に生まれた喜び



絵解き曼荼羅 四、お浄土に生まれた喜びの画像1
 
いよいよ、当麻まんだらの中央部(玄義分)の絵解きです。

まんだらの向かって左の部分(序分義)では、イダイケ夫人のために、お釈迦さまが苦悩を除く方法(厭離穢土)を説かれました。それによって、イダイケ夫人は、生きたままでお浄土の喜びと安らぎを得ることができました。そして、自分が救われるだけでなく、仏さまがお亡くなりになった後の世のために、同じように安らぎを得られる方法をお説きくださいと願うのでした。

そこでお釈迦さまは、向かって右の部分(定善義)では、阿弥陀さまのお浄土へ往生するための十三の方法(欣求浄土)を説かれました。さらに下の部分(散善義)では、すべての人々…

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絵解き曼荼羅 四、極楽のお池その一



絵解き曼荼羅 四、極楽のお池その一の画像1
 
極楽浄土のお池の水は、阿弥陀さまの「心水」といい、阿弥陀さまの願いがこもっています。煩悩を洗い清め、私たちを安らかにして下さいます。

このお池の中には、お船が浮かんでいます。このお船は、すべての人たちを平等に極楽に渡して下さる乗り物で、行く手のさまざまな苦難を除いてくれます。

船の上の阿弥陀さまは、このお池で遊ぶ子どもたちに、「童子たちよ、この法衣を着なさい」と勧めて下さいます。

また、池の中の蓮華は、念仏の声を種として開いた蓮華です。観音さまが、念仏する私たちをこの華に乗せて、お池の中に生まれさせて下さいます。

蓮華の茎は、四十八あります…

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絵解き曼荼羅 四、極楽のお池その二



絵解き曼荼羅 四、極楽のお池その二の画像1
 
極楽に行った人は、お浄土のお池の蓮華の中に生まれます。これを「蓮華化生」といいます。そのお池の水は、甘く、やわらかく、澄みきるなど、八つの功徳のある水です。

お池の中央には、九種類の往生、すなわち「上の上」から「下の下」までの人たちが描かれています。ただし、「上の上」は阿弥陀さまのいらっしゃる台の上にいますので、お池の中には八種類の往生の人です。

蓮華のつぼみの中に、はだかの童子がいます。この人は、極楽に到着しても、長いこと蓮華の中で過ごさなければなりません。それだけこの世で積んだ罪が深かったということです。その隣の菩薩さまは、つぼみの蓮華がようやく開いて、仏…

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絵解き曼荼羅 四、極上の生まれ方



絵解き曼荼羅 四、極上の生まれ方の画像1
 
前項では「九種類の往生」のうち、上の上の往生以外は、お池の中で生まれるとお話しました。ここでは、上の上の往生の様子をお話しします。

極楽浄土に生まれる九種類の人は、みな平等に仏になります。ただ、蓮の花が開くまでの時間が異なります。上の上の人は、瞬く間に極楽浄土の台の上に生まれることができます。

絵にあります台は、金剛台といい、上の上の人はお池の中ではなく、この台に生まれます。この時、すでに仏さまと同じ位であることをあらわしています。

台に座っている二人の往生人の上に、二人の菩薩さまがおられます。左手に未敷蓮華(つぼみの蓮の花)を持ち、右手で「花よ開け…

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絵解き曼荼羅 四、極楽浄土に還った私



絵解き曼荼羅 四、極楽浄土に還った私の画像1
 
極楽浄土のお池で生まれた仏さまの子どもは、やがて阿弥陀さまと対面することとなります。それはまるで、長い年月、離れ離れになっていた親子が再会するのと同じです。親は、もともといるべき場所に戻ってきた子どもを、優しくあたたかく迎え入れます。

この絵は、極楽浄土に再び戻ってきた私たちを、阿弥陀さまが大きな大きなお慈悲で「おかえりなさい」と迎えて下さっている場面です。

「慈悲」とは「慈しみ悲しみ」と書きます。阿弥陀さまは、私たちがこの世で味わった苦しみや悲しみ、つらかった事や寂しかった事を全部受け止めてくれます。「南無阿弥陀仏」とお名前を称える人を、何の隔てもなく一人残…

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絵解き曼荼羅 四、如意輪観音さま



絵解き曼荼羅 四、如意輪観音さまの画像1
 
極楽では、多くの菩薩さまを連れた阿弥陀さまが、あちらこちらで説法されています。その菩薩さまたちも、それぞれに役割をもって私たちを身守ってくださいます。

中でも、向かって左の宝樹の下に、頭のハゲかかった菩薩さまがいらっしゃいます。これが如意輪観音さまです。

この菩薩さまは、片膝を立て、頬杖をついていらっしゃいます。これは「思惟の印」といって、考えごとをしているお姿です。いったい何を考えておられるのかというと、様々な苦しみを背負う私たちをどうやって救おうかということです。

観音さまは、縁のある者もない者も、すべての人を平等に救おうとなさいます。ですから、…

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絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その一



絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その一の画像1
 
極楽浄土には美しく荘厳された宮殿が建ちならびます。この宮殿は、私たちを迎えるために美しく飾られています。

「浄土三部経」のいずれもが「荘厳浄土」の宮殿を説いています。私たちは、いずれこの宮殿に菩薩として迎えられるのです。

宮殿の一階には仏さまがおられ、その回りを菩薩さまが取り囲んでいます。二階には、二人の天女がいます。天女は、人々が利益されることを慶んでいます。

橋にも供物を捧げ持った菩薩さまが歩いておられ、いつも色とりどりの花で阿弥陀さまを供養しています。

また、極楽の人たちは、他の仏さまの国へ飛んで行き、たくさんの仏さまを供養します。そ…

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絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その二



絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その二の画像1
 
建物の前に三人の菩薩さまがいます。他の仏さまの国に行き、教えを聞いて、極楽浄土に還ってきたところです。阿弥陀さまに花や供物を捧げています。

宮殿の一階が閉ざされ、仏さまも菩薩さまもいないのは、臨終を迎えた念仏者を迎えるために、この世に向かっていることを表しています。まだ極楽に生まれていない私たちの往生を待っている絵です。

この宮殿の上には舞台があり、そこに向かう通路があります。これは阿弥陀さまの慈悲へと向かう通路です。一人の菩薩さまが、まさにこの通路を通って供物を持って向かっておられます。また、もう一人の菩薩さまは、阿弥陀さまの前に座って礼拝しておられます。…

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絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その三



絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その三の画像1
 
この宮殿は、まだ極楽浄土に生まれていない私たちのために、お浄土から、私たちの往生を喚びかけて待つ様子です。

阿弥陀さまは、私たちのためにご馳走を用意して、「早く、この安らぎの世界にいらっしゃい!」と招いておられます。

心のままに、美味しい食事が器に満たされます。でも実際に食べることはありません。それらを眺め、香りを聞くだけで満足できます。やがて食事は消え去り、時間が来ればまた現れます。こうして、身も心もつねに満たされるのです。

宮殿の二階は円形になっていて、阿弥陀三尊さま(阿弥陀さま・観音さま・勢至さま)がいらっしゃいます。そこに橋が架かっています。…

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絵解き曼荼羅 四、阿弥陀さまの光



絵解き曼荼羅 四、阿弥陀さまの光の画像1
 
この絵は、まんだらの真ん中におられます阿弥陀さま(中尊)の後光の中の宝塔です。

まんだらの向かって左「序分」には、お釈迦さまが額の白毫から光を放って十方諸仏の浄土をあらわされたことが説かれています。阿弥陀さまから放たれた光から、美しい極楽浄土があらわれているのです。この絵は、阿弥陀さまから放たれた五色の光の姿です。

中央の二重の宝塔は、私たちの体を表しています。五大または五輪といいます。五大とは、地・水・火・風・空で、私たちの体は、この五つからできています。すなわち、肉や皮膚は地、血や汗は水、体温は火、吸ったり吐いたりする息は風、とらえ所のない心は空です。お年…

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絵解き曼荼羅 四、極楽の空



絵解き曼荼羅 四、極楽の空の画像1
 
極楽浄土の空には、たくさんの仏さまたちがいらっしゃいます。

阿弥陀さまは、観音さま・勢至さまとともに、化身となって空に浮かんでおられます。地上だけではなく、あらゆる場所に阿弥陀さまはいらっしゃるのです。

あるいは、他の世界からやってきた仏さまたちも、まるで雲のように極楽に集合して、阿弥陀さまの功徳をほめたたえます。

仏さまだけではありません。上半身は人、下半身は鳥の姿をした迦陵頻伽が空を舞っています。

また、琵琶や太鼓といった楽器が浮かび、演奏する者もいないのに、自然にキレイな音色を鳴らします。

それに加えて、どこからともなく花び…

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絵解き曼荼羅 四、空中の普賢さま・文殊さま



絵解き曼荼羅 四、空中の普賢さま・文殊さまの画像1
 
極楽浄土には、阿弥陀さまの説法を聴こうと、たくさんの仏さま菩薩さまがお見えになっています。阿弥陀さまの左右にいらっしゃる観音さま・勢至さまは有名ですが、他にも、私たちがよく知っている方々がいらっしゃいます。それがこの絵の普賢さま・文殊さまです。

文殊さまは「三人寄れば文殊の知恵」でお馴染みですが、いつもはお釈迦さまのそばにいらっしゃる菩薩さまです。

普賢さまは六本牙の白象に乗って、また文殊さまは獅子に乗って阿弥陀さまのお説法を聴きに来られています。

これは、「すべての人を救いたい」という阿弥陀さまの願いを、お釈迦さまがこの世でお説き広め下さっている事…

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絵解き曼荼羅 四、中央の観音さま・勢至さま



絵解き曼荼羅 四、中央の観音さま・勢至さまの画像1
 
中央の阿弥陀さまの両脇には観音さまと勢至さまがいらっしゃいます。

向かって右側に観音さまが菩薩さまに囲まれて、一段大きい蓮華座に腰をかけて居られます。頭には小さな阿弥陀さまを頂き、左手にはつぼみの蓮華を持ち、右手は「開華の印」を結ばれています。

蓮華は人間の五臓の一つ、心臓に形が似ており、人間の心を表しています。泥の中に育つ蓮華は、人間の汚い心の中にも、美しい「仏さまの種」があることを意味しています。

同じように、向かって左側に菩薩さまたちの真ん中にひときわ大きく、蓮華座に腰をかけておられるのが勢至さまです。勢至さまは頭に宝瓶を載せ、左手は施無畏(「…

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絵解き曼荼羅 四、中央の阿弥陀さま



絵解き曼荼羅 四、中央の阿弥陀さまの画像1
 
まんだらの中央の仏さまは、阿弥陀さまです。この仏さまには、無量光と無量寿という二つの功徳があります。無量光は十二の光を放ち、無量寿には寿命の功徳があります。これをお経の中では、「光明無量」・「寿命無量」と願いを立てられています。

ふつう阿弥陀さまの頭には、盛り上がった赤い玉( 赤肉髻の相)があります。これは、仏さまの悟りの証です。しかし、この当麻まんだらの中央仏には、赤い玉がありません。なぜなら、この阿弥陀さまは、「いつでもでかけるぞ」と待ちかまえながら説法をされているお姿だからです。そして、欲深く、腹を立てては愚痴をこぼす、どうしようもない私たちを救うために来て下さる…

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絵解き曼荼羅 五、中将姫のものがたり



絵解き曼荼羅 五、中将姫のものがたりの画像1
 
まんだら絵解きの最後に、この当麻まんだらができた由来と、その流布についてのお話をいたしましょう。

まずは、当麻まんだらの出現にかかわった中将姫さまのお話です。中将姫さまがいらっしゃったからこそ、私たちはこのまんだらを拝むことができるのです。そのご生涯と、まんだら出現の様子をお話しします。

まんだらの下の縁、散善義の中央に、四百十三文字が並んだ枠があります。これを縁起段といって、ここに、まんだらの由来として、中将姫さまのことが書かれています。

次に、奈良・平安と、数百年ものあいだ忘れ去られていたこの当麻まんだらを再発見し、世の中に広められた西山證空上人…

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絵解き曼荼羅 五、西山上人のまんだら再発見



絵解き曼荼羅 五、西山上人のまんだら再発見の画像1
 
西山流祖證空上人は、建暦二年(一二一二)に師匠の法然上人がお亡くなりになった後、そのご遺志を継いで、お念仏の教えを学び続け、また弟子たちにも講義する日々を送っておられました。

西山上人は、法然上人の晩年の教えを踏まえ、善導大師の書物を熟読して独創的な解釈を発表されましたが、当時は、それを批判する人が多かったといいます。

「もし法然上人がいらっしゃったら、きっと私を認めてくださるのに…」。

西山上人は、孤独に努力を続ける毎日でした。

ある時、弟子の一人、薩生房が、西山上人の講義を聞いて言いました。
「今のお話そのままに描かれたまんだらを、…

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定散等しく廻向して~(要文/宗乗)



定散等しく廻向して~(要文/宗乗)の画像1
定散等しく廻向して、速[すみ]やかに無生身[むしょうしん]を証せん。

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われら愚痴の身~(要文/宗乗)



われら愚痴の身~(要文/宗乗)の画像1
われら愚痴[ぐち]の身、曠劫[こうごう]よりこのかた流転して、いま釈迦仏の末法の遺跡[ゆいしゃく]、弥陀の本誓願、極楽の要門に逢えり。

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道俗の時衆等おのおの~(要文/宗乗)



道俗の時衆等おのおの~(要文/宗乗)の画像1
道俗の時衆等おのおの無上の心を発すべし。 生死甚[はなは]だ厭[いと]い難く仏法また欣[ねが]い難し。

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五念門を修して行成就せるものは~(要文/宗乗)



五念門を修して行成就せるものは~(要文/宗乗)の画像1
五念門を修して行成就[ぎょうじょうじゅ]せるものは、畢竟して安楽国土に生れ、かの阿弥陀仏を見たてまつることを得。 一には礼拝門、二には讃歎門、三には作願門[さがんもん]、四には観察門、五には廻向門なり。

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安楽国は清浄にして~(要文/宗乗)



安楽国は清浄にして~(要文/宗乗)の画像1
安楽国は清浄にしてつねに無垢輪[むくりん]を転ず。 一念および一時にもろもろの群生[ぐんしょう]を利益す。

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かの世界の相を観ずるに~(要文/宗乗)



かの世界の相を観ずるに~(要文/宗乗)の画像1
かの世界の相を観ずるに、三界の道に勝過[しょうか]せり。 究竟[くきょう]して虚空の如し。 広大にして辺際[へんざい]なし。

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世尊、われ一心に~(要文/宗乗)



世尊、われ一心に~(要文/宗乗)の画像1
世尊、われ一心に尽十方無礙光如来[じんじっぽうむげこうにょらい]に帰命したてまつる。

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汝ら衆生まさにこの不可思議功徳を称讃する~(要文/宗乗)



汝ら衆生まさにこの不可思議功徳を称讃する~(要文/宗乗)の画像1
汝ら衆生まさにこの不可思議功徳を称讃する、一切諸仏の護念したもうところの経を信ずるべし。

「汝ら衆生まさにこの不可思議功徳を称讃する~(要文…」 ≪詳細情報≫

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恒河沙数のおのおの諸仏~(要文/宗乗)



恒河沙数のおのおの諸仏~(要文/宗乗)の画像1
恒河沙数[ごうがしゃしゅ]のおのおの諸仏、その国に於て広長[こうぢょう]の舌相[ぜっそう]を出[い]だして、遍く三千大千世界に覆いて、誠実[じょうじつ]の言を説きたもう。

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もし善男子善女子ありて、阿弥陀仏を説くを聞きて~(要文/宗乗)



もし善男子善女子ありて、阿弥陀仏を説くを聞きて~(要文/宗乗)の画像1
もし善男子善女子ありて、阿弥陀仏を説くを聞きて、名号を執持[しゅうじ]して、もしは一日、ないし七日、一心にして乱れざれば、その人、臨命終時に阿弥陀仏、諸の聖衆と現じてその前に在[ましま]す。

「もし善男子善女子ありて、阿弥陀仏を説くを聞きて~…」 ≪詳細情報≫

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小善根福徳の因縁をもって~(要文/宗乗)



小善根福徳の因縁をもって~(要文/宗乗)の画像1
小善根福徳[しょうぜんごんふくとく]の因縁をもって、彼の国に生ずることを得べからず。

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寿命、はなはだ得難く~(要文/宗乗)



寿命、はなはだ得難く~(要文/宗乗)の画像1
寿命、はなはだ得難く、仏の世、また値い難たし。

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もし人、善本なければ~(要文/宗乗)



もし人、善本なければ~(要文/宗乗)の画像1
もし人、善本[ぜんぽん]なければ、この経を聞くことを得ず。 清浄に戒を有[たも]てるもの、乃[いま]し正法[しょうぼう]を聞くことを得ん。

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それ衆生あって、かの国に生ずれば~(要文/宗乗)



それ衆生あって、かの国に生ずれば~(要文/宗乗)の画像1
それ衆生あって、かの国に生ずれば、みな悉[ことごと]く正定の聚[じゅ]に住す。 ゆえはいかん。 かの仏国の中には、諸の邪聚[じゃじゅ]および不定聚[ふじょうじゅ]なければなり。

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神力は大光を演べて~(要文/宗乗)



神力は大光を演べて~(要文/宗乗)の画像1
神力は大光[だいこう]を演[の]べて、あまねく無際の土を照らし、三垢の闇を消除して、広くもろもろの厄難を済わん。

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われ仏道を成ずるに至りて~(要文/宗乗)



われ仏道を成ずるに至りて~(要文/宗乗)の画像1
われ仏道を成ずるに至りて名声十方[みょうしょうじっぽう]に超え、究竟[くきょう]して聞こゆるところなくんば誓って正覚を成[な]らじ。

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われ無量劫において大施主となりて~(要文/宗乗)



われ無量劫において大施主となりて~(要文/宗乗)の画像1
われ無量劫において大施主となりて、あまねくもろもろの貧苦[びんぐ]を済わずんば、誓って正覚を成らじ。

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われ超世の願を建つ~(要文/宗乗)



われ超世の願を建つ~(要文/宗乗)の画像1
われ超世の願を建つ、必ず無上道に至らん。 この願満足せずんば、誓って正覚を成らじ。

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たといわれ仏を得たらんに、~わが名号を~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、~わが名号を~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、十方の衆生わが名号を聞きて念をわが国に係[か]け、もろもろの徳本を植えて、至心に廻向して、わが国に生まれんと欲[おも]わんに果遂[かすい]せずんば、正覚を取らじ。(第二十願)

「たといわれ仏を得たらんに、~わが名号を~(要文/…」 ≪詳細情報≫

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たといわれ仏を得たらんに、~菩提心を発し~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、~菩提心を発し~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、十方の衆生、菩提心を発[おこ]し諸の功徳を修して至心に発願して、わが国に生まれんと欲せば寿[いのち]終る時に臨みて、もし大衆とともに囲繞してその人の前に現[げん]ぜずば、正覚を取らじ。(第十九願)

「たといわれ仏を得たらんに、~菩提心を発し~(要文…」 ≪詳細情報≫

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たといわれ仏を得たらんに、~至心に信楽~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、~至心に信楽~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、十方の衆生、至心に信楽[しんぎょう]して、わが国に生まれんと欲して乃至十念せん。 もし生ぜずんば、正覚を取らじ。(第十八願)

「たといわれ仏を得たらんに、~至心に信楽~(要文/…」 ≪詳細情報≫

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たといわれ仏を得たらんに、十方世界の~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、十方世界の~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、十方世界の無量の諸仏、ことごとく咨嗟[ししゃ]してわが名を称ぜずんば、正覚を取らじ。(第十七願)

「たといわれ仏を得たらんに、十方世界の~(要文/宗…」 ≪詳細情報≫

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たといわれ仏を得たらんに、~定聚に~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、~定聚に~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、国中の人・天、定聚[じょうじゅう]に住し、必ず滅度に至らずば、正覚を取らじ。(第十一願)

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たといわれ仏を得たらんに、~寿終わりて~(要文/宗乗)



たといわれ仏を得たらんに、~寿終わりて~(要文/宗乗)の画像1
たといわれ仏を得たらんに、国中[こくちゅう]の人[にん]・天、寿[いのち]終わりてのちまた三悪道[さんなくどう]に更[かえ]らば、正覚を取らじ。(第二願)

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汝、よくこの語を持て~(要文/宗乗)



汝、よくこの語を持て~(要文/宗乗)の画像1
汝、よくこの語[ご]を持[たも]て。 この語を持てと云っぱ、すなわちこれ、無量寿仏のみ名を持てとなり。

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もし念仏する者はまさに知るべし~(要文/宗乗)



もし念仏する者はまさに知るべし~(要文/宗乗)の画像1
もし念仏する者はまさに知るべし、この人はこれ、人中[にんちゅう]の芬陀利華[ふんだりけ]なり。

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彼の国に生ぜんと願わば~(要文/宗乗)



彼の国に生ぜんと願わば~(要文/宗乗)の画像1
彼の国に生ぜんと願わば、三種の心を発[おこ]してすなわち往生すべし。 何等を三とす。 一つには至誠心[しじょうしん]、二には深心[じんしん]、三には廻向発願心[えこうほつがんじん]なり。 三心[さんじん]を具するものは必ず彼の国に生ず。

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諦かに聴き、諦かに聴け~(要文/宗乗)



諦かに聴き、諦かに聴け~(要文/宗乗)の画像1
諦[あきら]かに聴き、諦かに聴け、よくこれを思念せよ。 如来はいま、未来世の一切衆生の煩悩賊[ぼんのうぞく]に害せらるる者をたすけんがために、清浄の業[ごう]を説かん。

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汝、今知れりやいなや~(要文/宗乗)



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汝、今知れりやいなや。 阿弥陀仏ここを去ること遠からず。 汝、まさに念を繋[か]けて諦[あきら]かに彼の国を観ずべし。

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