絵解き曼荼羅 一、王を見舞うイダイケ
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ビンバシャラ王の后イダイケ夫人は、息子アジャセ王子の反逆を知り、その深い悲しみは身を切る思いでした。
王が餓死することを恐れたイダイケ夫人は、沐浴して体を清め、ヨーグルトを蜂蜜で練って体に塗り、その上に煎った麦の粉をまぶしました。さらに首飾りの中にはブドウのジュースを入れ、密かに王のもとへお見舞いに訪れました。
王は、イダイケ夫人の心からの差し入れを受け、ようやく元気を取り戻しました。
王と夫人は、お互いに合掌しています。今まで自分たちのなしてきた行いを反省し、慈しみの心で向かい合い、仏の眼で見つめ合い、仏の道を共に歩いていく良き同志となったのです。
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