絵解き曼荼羅 三、中の上の往生
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四番目は、中の上の往生の人です。
この人は、五戒・八戒斎を守り、五逆罪を造らない人です。
八戒斎とは、
一 殺生しない
二 物を盗まない
三 みだらなことをしない
四 嘘を言わない
五 酒を飲まない
六 派手なことをしない
七 生活を贅沢にしない
八 食べ過ぎない
の八つです。五戒とは、八戒斎の前半の五つのことです。
また五逆罪とは、
一 父を殺す
二 母を殺す
三 悟りに至った僧を殺す
四 仏の身体に傷をつける
五 仏教を信じる集いを破壊する
の五つです。この五逆罪こそが最も罪深い行為です。
以上の罪を造らない人が、阿弥陀さまの世界に生まれたいと願い、念仏して、阿弥陀さまの来迎にあずかるようすが、この絵です。
上の位の人は、阿弥陀さまをはじめ大勢のお迎えがありましたが、この絵では、阿弥陀さまの回りにいらっしゃるのは菩薩さまではなく、位が下がって、修行したお坊さまの姿です。
屋根の上にも、もう一体の阿弥陀さまが極楽に向かっておられます。これは、「帰来迎」といいまして、私たちをお浄土へ帰して下さる仏さまの姿です。
この人は、仏さまの説法を聞き、心に喜びを感じると、いつのまにか蓮華の台に乗っています。手を合わせ、仏さまに礼をし、頭をあげるまでの短い間にお浄土に生まれます。
極楽浄土の蓮華はすぐに開き、耳には仏の教えをたたえる声が聞こえてきます。
こういう人を、「中の上の往生の人」と言います。
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