絵解き曼荼羅 三、中の下の往生
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六番目は、中の下の往生の人です。
この人は、仏の教えを聞かないまでも、仏法を尊敬し、父母に孝養をつくし、人々に慈しみを施すような、性質が柔和な人です。
この人の命が終わろうとする時、縁あって善き友から、私たちを救おうと願われた阿弥陀さまとその極楽浄土について聞き、「私も極楽浄土に生まれたい」との一念を抱きます。そして命が終わった後、ひじを屈伸するほどの短い間に、極楽浄土に生まれることができます。
七日を経て、観音さまと勢至さまに遇い、さらに教えを聞いて、いずれ悟りを得ることになります。
この絵にある、家の上の仏さまは、私たちを極楽浄土へお連れ下さる「来迎引接」のようすです。まじめな生活をして、さらに命が終わる時までに仏法を聞くことのできた人の往生の姿です。
こういう人を、「中の下の往生の人」と言います。
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