絵解き曼荼羅 二、極楽の樹木を観る
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第四番目の方法は、「宝樹観」です。極楽浄土にそびえる美しい樹木を想像します。
その木々は、黄金・紫金・白銀・瑪瑙・珊瑚・白玉・真珠の七つの宝でできており、それぞれがまぶしい光を放っています。どれも全く同じ大きさで、しかも一切枯れることがありません。
現世の木々は、千年の樹齢を数える松でさえ、いつかは枯れてしまいます。このように、現世のあらゆる草木は、すべて無常を示しています。
それに対して極楽の木々は、全く生死のわずらいがありません。つまり、極楽浄土が平等で永遠であることを示し、「往生を願う気持ちを起こしなさい」と勧めているのです。
これが極楽の樹木を想い浮かべる宝樹観です。
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