絵解き曼荼羅 二、阿弥陀三尊の像を観る
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第八番目は、「像想観」です。
お釈迦さまは続けてお説きになりました。
「今までの連想ができたなら、次に阿弥陀仏を想いなさい。
仏の本当の姿は果てしなく大きいが、姿を変えて人々の心の中に入って来られる。それ故に、あなたたちが心の中で仏を想うと、その心が仏の姿を映し出していくのです。この心が仏を作り、この心こそが仏なのです。仏の広大な智慧は、この心から生まれているのです。
今こそまさに一心に念いをかけて仏を想いなさい。そうして目を閉じ、目を開くと、まぶしい光に包まれて仏が蓮華にお座りになっているのが観えてくる。心の目が開き、極楽の宝地・宝池・宝樹が明らかに観えてくる。そして阿弥陀仏の左には観音菩薩、右には勢至菩薩がお座りになっているのが観えてくる。
これらのことを、いつも忘れずに想い起こすことができたならば、極楽浄土をほぼ観ることができたと言える。今まで積み重ねてきた罪も免れることができる」。
阿弥陀さまは、いつも私たちの近くにおいでになります。私たちが阿弥陀さまを想って「南無阿弥陀仏」と称えれば、いつでも私たちの心の中に入って来て下さるのです。有り難いことです。この喜びに感謝して、「ありがとうございます、南無阿弥陀仏」とお念仏が称えられれば良いかと思います。
これが弥陀三尊のお姿を想い浮かべる像想観です。
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