絵解き曼荼羅 四、極楽の宮殿その二
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建物の前に三人の菩薩さまがいます。他の仏さまの国に行き、教えを聞いて、極楽浄土に還ってきたところです。阿弥陀さまに花や供物を捧げています。
宮殿の一階が閉ざされ、仏さまも菩薩さまもいないのは、臨終を迎えた念仏者を迎えるために、この世に向かっていることを表しています。まだ極楽に生まれていない私たちの往生を待っている絵です。
この宮殿の上には舞台があり、そこに向かう通路があります。これは阿弥陀さまの慈悲へと向かう通路です。一人の菩薩さまが、まさにこの通路を通って供物を持って向かっておられます。また、もう一人の菩薩さまは、阿弥陀さまの前に座って礼拝しておられます。
阿弥陀さまの頭上の天蓋は、お慈悲が常に仏と共にあるという意味です。
また九人の菩薩さまは、私たちの往生した姿で、上の上から下の下までの九種類の往生を表しています。
すべては、私たちを浄土に向かわせ、菩薩さまにさせていただく教えです。
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